特性に配慮した教育について

ひがしすみだカウンセリングルームです。
今日は合理的配慮について考えます。

発達障害や知的なハンディキャップをもつお子さんは、健常の生徒同様のレベルを求めることが難しいことがあります。ソーシャルスキルなどの問題もあるとは思いますが、認知機能や行動を調節することに困難を覚える子も少なくありません。しばしば視覚的な情報を処理しながら筋肉を動かすなど、二つの器官を同時に使うことが苦手です。そのため、板書ができなかったり、字が汚くなってしまうことがあります。

板書に関しては黒板と同じ内容のプリントを机において書き写すと少し緩和されると言われています。また、字の汚さはある程度は許容していただければと思います。字の大きさをコントロールするのが苦手なので、解答欄に納めて書くなどが難しい場合があります。解答欄を大きくすると楽になります。

子どもに注意をするときは、「だめ」だけを伝えずに、代わりに何をしたらいいかを伝えることをあわせてご指導いただければと思います。

特性にあった工夫を通じて「できる」体験を

文字を読むのが苦手なお子さんには

教科書やテストの文章を行ごとに定規で押さえてあげると、今自分がどの行を読んでいるのかわかりやすくなることがあります。刺激を制限することで取り組みやすくなる子も少なくないものです。

集中が切れやすいお子さんに対して

 集中が切れてから叱って注目せるのではなく、集中が切れる前にほめて注意力を取り戻すのがポイントです。これを重ねることで、前向きな成功体験を積み重ねることができます。

また、たってもよい時間を設定することにも意味があります。立ち歩いてしまう子に、そういったお手伝いをしてもらって、手伝い終わったらそのまま席についてもらうことが多いようです。刺激が少なくて、自分で刺激を求めて立ち上がってしまうお子さんも多いので、効果的なやり方かと思います。

寝てしまう子の対応

お子さんの中には、体力が持たずに、一日の終わりや週の終わりになると、授業中に寝てしまうことがあります。眠りに入る前に声をかけるなどして覚醒を高めるのがよいようですが、難しければ、ストレッチをさせたり、体を動かすワークを取り入れるとよいようです。

また、眠りかけたときには、プリントを配る手伝いや、資料を持ってもらう手伝いなどで、自然と立たせることもいいようです。本人としては授業の役に立っていると言う感覚をもてますし、そのあとでほめてもらえれば、うれしいと感じるのではないでしょうか。もし寝てしまった場合は、毅然として起こすのがいいようです。

2018年02月14日